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ポンコツ弁護士に相続手続きを頼んだら約300万円の損をしかけた話④K弁護士と徹底的に闘う決意を固める。

ポンコツ弁護士に相続手続きを頼んだら約300万円の損をしかけた話

——弁護士との長い交渉記録【第4話】


前回のお話はこちら


目次

K弁護士への不満が積み重なる

保険交渉の内容以外にも、K弁護士の対応には不満が蓄積していた。

返信が来ない。

メールを送っても数日間音沙汰がない。返信の予定すら知らせてこない。「いつ回答しますか?」と催促して、ようやく「〇日までに」という回答がくる。そしてその〇日になっても来ないことがある。

ある時は、今週中に返信しますといっていた返信が土曜の深夜4時に届いたこともあった。また、大半のメールは深夜に届いていた。

「社会一般的には、○○日までに返信すると約束した場合は、その○○日の営業時間内、せいぜい18時程度までに送ってくるのが常識的な対応だと思います。その○○日の翌日の深夜4時では期限の約束を守ったとは言えないと思います。

弁護士に向けてこんな指摘をしなければならない状況に、正直、疲弊していた。

重要な情報が伝わってこない。

保険会社の「次回の審査会」の日程についても、私がこちらから電話で確認して初めて翌日に審査会があることがわかった、という状況があった。依頼人への事前連絡がなかったのだ。そのため、審査会に提出する資料が間に合わなくなり、翌月に回されることもあった。

審査会は月に一度しか開かれない。1回スキップされると、それだけで1ヶ月以上の遅延になる。いかに時間と機会を無駄にしているか、K弁護士にはわかっていないようだった。

言い訳が多い。

連絡が遅れた理由として「案件を多く抱えているため」「祖母が亡くなってバタバタした」といった説明が添えられることがあった。最初に、K弁護士は、私の実家の「関西の片田舎の小さな町」の隣町で法律事務所を開業していると書いた。正直、そんな田舎町にそれほど案件があるように思えず、また一度訪問したことがあってわかったのだが、法律事務所はK弁護士とその親が手伝っているだけのようで、ほかにパラリーガルなど従業員はいないようだった。親もどうも電話番程度しかしていないようで、おそらくこまごました雑務などもK弁護士が一人でやっているのであろう。確かに手が回らないのかもしれない。

また一方、お金になる案件でもないので、後回しにされているのかもしれないとも考えていた。


この頃、私が送るメールのトーンはどんどん厳しくなっていった。

「遅延自体が問題ですし、遅延の報告を期日を過ぎてからされているその姿勢も非常に残念に思います。ご自身の依頼者への対応姿勢、どのようにお考えですか?」

「返信はどうなっていますか? 10/2に送ったメールの回答が10日経ってもなく、回答の予定スケジュールも伝えてこないということになるのですが、弁護士の顧客に対する対応としていかがなものでしょうか」

こういったメールを書くたびに、「自分はいま何をやっているんだろう」という虚しさを感じた。

弁護士に頼んだのは、専門的な仕事を任せることで自分が楽になるためだったはずだ。なのに現実は、弁護士の仕事の中身を管理し、返信を催促し、主張内容を自分で考えて指示する——依頼人がこれほど動かなければならないのは、何かがおかしい。


K弁護士ととことんやりあう決意を固める

私は我慢の限界を越え、K弁護士ととことんやりあうことに決めた。

とはいえ、法律の専門家とやりあっても勝ち目はないように思える。なにかいい方法がないか調べるべく、友人の弁護士に相談することにした。


→ 第5話へつづく

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